パリティと乖離率の考え方について

お金07転換社債という一風変わった名前の社債があります。
発行する企業が少ないことから、耳にすることが少ないのですが、社債の額面金額を使って株式に転換することができる社債のことです。
似ている社債にワラント債というものがありますが、これは株式に転換することができる新株引受権がおまけとしてついている社債です。

 

 

社債を株式に転換する際は、一定の転換価格によって株式に交換しますが、実際の株価がこれと一致しているとは限りません。
実際の株価が転換価格より高ければ、転換社債を購入して株式に転換することで利益が出ますから、その転換社債の価格は上がります。
実際の株価と転換社債の割合を示したものをパリティと呼びますが、転換社債自体が100円額面の場合が多いことから、パーセント表示をそのまま円換算することで表示されることが多いです。

 

 

しかし、この数値はあくまで理論値であり、実際にはその通り売買されることはありません。
実際の転換社債の価格と理論値との開差を割合で示して物を乖離率と言います。
一般の新聞ではあまり出ていない指標ですが、株式専門の新聞にはこれらの指標も表示されています。

 

 

理論値とはいえ、この数字と実際の株価があまりに離れている場合は裁定取引が入り、調整されることが多いことから転換社債の取引をする人にとっては重要な指標なのです。

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